日々也様に足コキされながら、サイケたんに膝枕されたい
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日々也様ネタバレ。エロっぽい。
カップリングはありませんが、モブと言うわけでもない、誰か視点。


 マシュマロのような肌触りの白い太股に頭を預けた。ぴったりと閉じられたその奥の、白いモフモフに隠れてギリギリ見ることのできない聖域に、顔をツッコんですんと鼻を寄せる。蕩けるような甘い匂いがして目眩がした。
 もちろんそんなことはありえないが、脳の奥がジンと痺れて甘い感覚が全身を巡った。
 普段、陽のあたることのない場所は、雪のように白い。花に誘われる蜂と同じ心理で、太股の付け根をぺろりと舐めた。
「ひゃんっ!」
 途端に甲高い嬌声が上がり、閉じられた太股にきゅっと力がこもる。そして、ぺちんと鼻の頭を猫の尻尾が戯れるような手に叩かれた。
「もうっ、いたずらしちゃだめっ。わるい子にはひざまくらしてあげないよ!」
 ぷりぷりと怒る声はしかし少し焦っていて、ちらりと見上げた桃色の瞳は僅かに潤んでいた。赤く染まった眦が、決して怒っているわけではないのだと、伝えてくる。
 可愛いなと思い、ますます湧いた悪戯心に逆らわず、モフモフの白いコートの裾に手を伸ばした。

―――あっ!

 途端、鋭い痛みが身体の中心を走る。痛みと理解するのに時間がかかった。最初は熱で、あとから痛みが来た。
 ぐりっと容赦なく性器を潰されている。
「誰が勝手に触れていいと言った?」
 不機嫌なテノールが降ってきた。痛みに涙の滲んだ目で見上げると、霞んだ視界に性器を踏みつける美しい青年が目に入った。逆光で表情は見えないが、口元は緩やかな弧を描いている。ふわりとはためいた、朽葉色の外套が頬を打つ。
 足を上げているため、下穿きを脱いだ太股の奥がよく見えた。ちらりと時おり見える、色形のいい性器に生唾を飲む。その不遜に、気づかれてしまった。
 剥き出しの性器を蹴り飛ばされる。
 犬のような悲鳴を上げた。
「畜生のくせに、随分と生意気な目をするじゃないか。俺の機嫌を損ねたいのかい? 君にとってはお仕置きはご褒美になってしまうから、期待して悪さをしているのだろう? ああ、困ったなあ。出来の悪い愚かな雄豚の躾ほど面倒なことはない」
 ぐ、ぐ、と断続的に足の裏に体重をかけられ、性器を踏みつぶされる。そのたびに、のたうちまわるほどの痛みが、腰を中心に広がった。
 時おり、器用な指が亀頭の窪みを悪戯に擦り、つま先が先端へ食い込んだ。びくん!と痛みだか苦しさだか何だか、よくわからないもので勝手に跳ねた腰を咎めて、更に体重をかけられる。
 痛い、苦しい、ごめんなさい、ごめんなさい、熱い、助けてください、痛い、許して。無意識のうちに首を激しく振って、泣きごとを叫んでいた。涙が滲む。
 耐えるために閉じた瞼の裏にチカチカと赤い星が散る。壊れされる恐怖に震えたとき、ようやく解放された。
 今度は顔を踏まれる。頬に当たるのは、柔らかな太股の温もりと、どろりと濡れた不快感。
「踏まれて罵られて感じるの? ビンビンにしているじゃないか。汚らわしい豚め!」
 あはは、と邪気のない残酷な声が笑う。もう正常な感覚は消えかけていて、音も遠く、侮蔑の眼差しで嘲弄する声は、はるかな高みから聞こえた。
 ばし、と容赦なく爪先がこめかみを打つ。独特のにおいのするそれは、性器から溢れた先走りだった。まぎれもない己のものである。
「しょうがないよ、気持ちいんだもんね」
 白いコートから覗く指先がふわりと頭をなでて、髪の毛をくしゃりとかき混ぜる。甘えるような声で優しく言われ、その温もりに泣きそうになった。
 美貌の君臨者に虐げられ罵られ興奮しているのは事実だったが、包み込むような柔らかい愛撫もたまらなかった。
 自然、ハァハァとそれこそ犬のように荒くなる息を止められず、曝された真っ白な太股が、唾液でべったりと湿ってしまっていた。
「や、あんっ、息があたっちゃうよぉっ」
 ぶるぶると震えて、きゅっと閉じられるそこを濡らす己の体液が汚らわしく、綺麗にしないといけないという義務感が芽生えた。
 舐めていいですかと問いかける。
「許すよ。きちんと綺麗にしておあげ」
 答えたのは、足先についた白濁を頬になすりつけて首筋から胸元まで滑らせている、うつくしき君臨者。
 嬉しくて、踏まれている方とは逆の頬を股の間にこすりつけながら、べろべろと太股を舐めた。己の体液の味など美味しいわけもなかったが、舌を押し付けるたびに弾力のある瑞々しい肌はしっとりと馴染んで簡単に沈み、簡単に押し返してくる。その感覚が、たまらなかった。
「ひぁっ、なめちゃやあ!」
 ぶるぶると震える太股を、くまなく舐めつくす。ぽたりと落ちてきた己のものではない色の薄い白濁に、思わず吸いつこうとして、顔を蹴られる。許可を取っていなかったことに気づいて、申し訳ありません、と慌てて謝った。
 ぼたりと太股に落ちた紅は、己の血だった。
「ほら、また汚れた。綺麗にしなさい」
 はるかな高みから響く声に、反発も逆らうことも、思いつきすらしなかった。今度は大人しく、本当にただただ綺麗にするためだけにそこを舐める。
「ふぅ、ふ、あぁん」
 だんだんと力が抜けてゆるく開き始めた足の間に少しだけ顔を埋めて、深い部分にも吸いつき舌を這わせた。そこが汚れていたからだ。綺麗にしているつもりなのに、己の鼻血や唾液は止めどなく、綺麗にした先から美しく白い雪原のような肌を汚して行くのが悔しくて、絶え間なく舐めつくす。
 ぎゅっと髪を掴まれたが、制止の声は掛けられなかったので、やめなかった。
 その間も身体をなぞる足はどんどんと下へ降りて行き、へそをくすぐられて腰をよじる。いつの間にか完全に勃起している場所にたどりつき、竿をたどるように足の裏が擦りつけられた。
「見苦しい姿だな。罵られて、踏まれて、嘲笑われて、自分の血を舐めて勃起するなんて、畜生以下じゃないか。自分でそうは思わないかい、情けなくならないかい、ああだからこそ感じてしまうんだよね、君は」
 罵る声にも熱がこもっていた。はぁ、と生ぬるい吐息を零している。彼も気持ちいいのだと思うと胸が締め付けられた。ずくん、と触れられている場所がうずく。
「汚らわしい雄豚」
 はっと嘲笑とともに顔に唾を吐きつけられるのと同時に、あまりの歓喜に口の中にぶわっと唾液が湧いた。零れるのも構わず、音を立てて白い太股へしゃぶりついた。
「あっ、ひああっ! らめえぇえ……っ」
 びくんびくんと痙攣した太股にぎゅっと顔を挟まれて、びしゃりと生ぬるい飛沫をかけられる。
 その瞬間、性器の先端に爪を立てながら思い切り体重をかけられて、頭の中が真っ白になる。死んだ、と思うほどの衝撃に襲われた。
 一瞬消えて、浮上する意識。
「いっしょに、いっちゃったね」
 はぁはぁとか細く荒い吐息を繰り返しながら、幼い桃色の眼差しが恥ずかしそうに笑って頭を撫でた。全く自覚はなく、言われて初めて己が達していることに気がついた。
 そして、ぺちりと頬を叩いたのは、白濁にまみれた華奢な足だった。貝殻のような爪にも、マシュマロのような指にも、滑らかな白磁器のように美しい甲にも、べったりと付いた汚らわしいもの。
 唇を歪めた綺麗な顔が、頬も眦も赤く染めて、恍惚の表情を浮かべている。淫らに微笑む唇が、はぁ、と熱い吐息を何度もこぼしていた。
「なめろ」
 掠れた声に、しかしはっきりと短く命じられ、唇に当たるそれに舌を這わせた。
 霞んだ視界で見上げた足の間からも、とろりと零れているものが見える。
 美味いわけもない己の体液を啜りながら、今度はそれを舐めさせてもらいたいと、そればかりを考えていた。







逝ってきます/(^q^)\

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